第2章 指名
ベッドにうつ伏せのまま、俺はぐったりと横たわっていた。
赤岩さんはベッドに腰掛け、身支度を整えている。
赤岩「今夜は今までで1番最高だったよショウ」
「………」
赤岩「怒ってるのか?」
彼の手が伸び、俺の髪を撫でる。
赤岩「………お前を抱いてると…止められないんだ。悪かったな」
そう言った後、彼は部屋を出て行った。
「………ふざけんな…」
タイムリミットのベルも無視され、最終的に3回の本番。しかも全て中出し。
収まらなかった赤岩さんの白濁が秘部から太ももまで伝ってるのが感覚で分かる。
ここまでヤられると後処理をしても明日はきっと腹痛が酷いだろう。熱も出そうだ。
休めないのに…。
俺には金が必要なんだよ…。
カズ「ショウさん?」
扉が開き、カズがバスタオルを持って入って来た。
カズ「うわ…酷いな。大丈夫?」
顔を歪めながらカズは俺にタオルを掛けてくれた。
カズ「赤岩さんフロントで延長分と無茶したからってお金倍払っていきましたよ。店長も心配してたんで俺が」
「そっか…ありがと」
カズに支えられ、俺はゆっくりとベッドから起き上がった。
「いっ、た…」
腰に鈍痛が響く。
カズ「俺薬持ってますから。立てます?」
「うん…ありがとね」
カズ「いーえ。またご飯奢って下さいね」
「ふふっ、分かったよ」
カズに肩を担がれながら俺は控え室へと歩いて行った。