第2章 指名
「あっっ…や、やんっっ…」
腰を掴まれ痛い位何度も奥に突かれる。
俺の客は何でこうも独りよがりなセックスしか出来ないんだろう。
次に差し支えるから本当勘弁…。
赤岩「はぁっ…そろそろ出すぞショウっっ…」
そう言われてゴムを着けてない事を思い出した。
「ちょ、ちょっと待って…!中は駄目です…!」
赤岩「良いじゃないか。お前にいくら使ってると思ってる?」
俺が腰を引こうとしてもガッツリ掴まれて逃れられない。
「や、やだっっ…店の決まりだから止めてっっ…!赤岩さんっっ!」
赤岩「静かにしろ!」
「っっ…」
バチン、と部屋に音が響く。
一瞬殴られたのだと分からなかった。
俺は呆然と赤岩さんを見つめた。
赤岩「私の言う事聞いてくれショウ…愛してるから」
「っっ、あっっ…」
再び赤岩さんが動き出す。
塊が中で脹れ、限界が近いのが分かる。
俺は目を閉じ、それが来るのを待った。
赤岩「ショウっっ…くぅっ!」
俺の中で赤岩さんが果てる。
俺の中に熱い物が注がれてるのが分かった。
やっと終わった…。
そう思ったのも束の間だった。
「あ、赤岩さん…!?」
繋がったまま身体が反転し、バックの体勢になる。
赤岩「まだだぞショウ」
「あ、あんっっ…駄目っっ…」
お尻を掴み、突き上げられる。
これじゃ明日は休みだな…。
ぼんやりと感じながら、俺は相変わらず早く終わる事だけを願うしかなかった。