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Starlight Kiss【気象系BL小説】

第8章 tragic love①


ー翔sideー


松岡「翔…翔…」


「ん…」


ぼんやりと目を開くと顔を覗き込む昌宏さんの姿があった。


松岡「起きたか。お粥作ったけど…食べれるか?」


「うん…」


いつの間にか寝ちゃったんだ…。


松岡「よいしょ。これで起きれるかな…」


枕とクッションをいくつか腰に敷いて起こしてくれた。


松岡「ふぅーふぅー」


スプーンでお粥を取り、冷ましてから俺の口に入れてくれる。


「美味しい…」


松岡「そうか。よかった」


何か…恥ずかしい…。


松岡「翔。もしかして照れてる?」


「照れてな…んぅ…」


口を開いたらスプーンを入れられる。


松岡「冷めるから早く食べようねー」


楽しそうに笑いながら昌宏さんは俺にお粥を食べさせた。


松岡「体調落ち着くまでここに泊まっていいから。ゆっくりするんだぞ」


「はい…」


松岡「仕事ももう少しマシなとこ紹介してもらうから」


「え…」


松岡「茂さんに話して新しいとこ紹介してもらう様にしたから」


「そんな…迷惑掛けて…」


松岡「迷惑なんかじゃない。もっと俺を頼っていいから。お前は俺の大事な恋人なんだから」


………恋人…。


「は、はい…」


顔が赤くなり、俺はパタパタと手で扇いだ。


松岡「翔は本当照れ屋だな」


「だって…俺…付き合うって…初めてだから…」


松岡「そうなのか?」


「………うん…」


松岡「嬉しいよ。初めての恋人が俺で」


食べ終わった食器を起き、昌宏さんが俺を抱き締める。


松岡「楽しくやろうな」


「………うん」


「ご飯粒付いてる」


そう言うと俺の口元に吸い付いてくる。


反射的に目を閉じた。


そして…その感触が唇に来た。


そのまま俺は…昌宏さんの肩に手を置いた。
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