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Starlight Kiss【気象系BL小説】

第8章 tragic love①


ー松岡sideー


ホスト「お客様申し訳ありません。まだ開店前でして」


制止するホストを遮り俺は店に入った。


「店長居るか」


ホスト「ちょっと…困ります」


「櫻井翔の知り合いと言え。居ないなら来るまで待たせて貰う」


俺はソファーに腰掛け、若いホストを睨み付けた。
空気を読んだのか、奴は慌てて奥に引っ込んで行った。




長瀬「………いらっしゃいませ。私が店長の長瀬ですが」


5分程経った時、俺よりも背の高い男がやって来た。


長瀬「櫻井くん体調悪いとか。大丈夫ですか」


悪びれもせず、むしろ挑発する様な笑みを浮かべながらそいつは俺の前に座った。


「言わなくてもあんたは分かってるよな。あいつの状況」


長瀬「………さぁ」


「ここには二度と来ない。俺が来させない。それを伝えに来た」


長瀬「成る程。許さないと言っても?」


「あんたの許可は必要ないと思ってる。わざわざ来てやっただけでもありがたく思え」


長瀬「………」


「………茂さんにはもう話した。翔には別の店紹介してもらう様に話はしてある」


長瀬「………ちっ…オーナーの知り合いかよ」


「別にお前の事ちくるつもりは無かった。でもな…俺の大切な人間を傷付けた。それは許さない。茂さんがお前をどうするかは知らないが…自業自得だなスタッフ騙してレイプさせて金着服してんだから」


長瀬「………」


「話はそれだけだ。開店前に悪いな」


俺は立ち上がり、項垂れる店長を尻目に店を後にした。
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