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Starlight Kiss【気象系BL小説】

第8章 tragic love①


「昌宏…さん…」


そう言うとまたぎゅっと抱き締められる。


松岡「翔」


「………昌宏さん…好き…」


松岡「好きだよ翔」


まだ…信じられない。
松岡さん…ううん、昌宏さんが俺を好きだなんて…。
………愛してるって…。


「夢…みたい…」


身体がふわふわする。
嬉しい…。


「ずっと俺の側に…居てくれるの?」


松岡「翔がいいんならな」


「ずっと…側に居て?」


松岡「ずっと側に居るよ」


「本当…?」


松岡「ああ。離さない。だからお前も俺の側を離れるな」


「うん」


昌宏さんが側に居てくれる…。
きっと…昨日の事も忘れられる…。昨日の…。


松岡「翔?」


「ごめんなさい…」


松岡「え?」


「身体売らないって約束…したのに…」


松岡「………」


「俺…知らなくて…部屋に呼ばれて行ったら…前に…寝た事あった人で…俺覚えてなくて…長瀬店長にお金払ってるからって…店長何も言わなかった…ごめんなさい…俺…誰彼構わず寝てたから…」


松岡「もういい。大丈夫だから」


昌宏さんの手が俺の背中を撫でる。


松岡「もう忘れろ。直ぐには無理かもしれないけど…ゆっくりでいい」


「………ごめんなさい…こんな俺…昌宏さんに好きになってもらえる資格無いのに…」


松岡「翔聞け」


昌宏さんに肩を抱かれ、俺は彼を見上げた。


松岡「俺がお前がいいって言ってんだ。資格なんていらねぇだろ。他の奴じゃない。お前がいいんだ。お前が好きだ。愛してる。だからお前は堂々と俺の隣に居ろ」


「昌宏さん…」


松岡「分かったか?」


「………はい…」


松岡「よし」


頭を撫でられ、また抱き締められる。


………こんなに幸せでいいのかな。
沢山考えなきゃいけないけど…でも…今は昌宏さんの腕の中で何も考えずに居たい。


昌宏さん…愛してる…。
一生側に居たい…。
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