第12章 未来からの落とし物/徳川家康
「んっ……ああ……」
「くっ……そんなに気持ち良いの?」
「んあっ……そんな事……っ……」
凛が悦んでいるのを見て俺も興奮はする
ドクドクと脈打っているのを否定はしないよ
でも、面白くない
こんな硬いだけの熱のない物に劣るなんて認めたくない
「どうなの?……このまま達する?」
「ぬ……抜いて……」
抜いて__俺も抜きたい
俺自身を凛の中に埋めたい
でも素直になれない俺は凛の中に熱の通わない物を挿れて動かしている。
「気持ち良いんでしょ?」
「んっ……ぁあ……でも……」
「……なに?」
「家康のが……」
「俺?」
「……家康ので……愛されたい……っ」
「っ……!!」
どうして凛は__
俺の欲しい言葉を素直に口にしてくれるんだろう
本当に凛には敵わない
三成とちょっと仲良く会話をしているだけで嫉妬してこんな変な物を突っ込んでいる俺に怒りもしないで
俺を求めてくれるなんて
凛は、やっぱり最高に良い女だよ
「……じゃあ、たっぷりと俺に愛されてよ」
「うん……いっぱい……愛してね」
硬くて冷たい物なんて俺と凛には必要ない。
熱く滾った俺自身を凛の中に埋めていく
ほどよい熱が俺の苛々していた心を溶かしていくようで__
その心地良さに俺も凛も酔いしれていく
*Fin*
「ん?……何を転がして遊んでいるんだ?」
「んあ”~!!」
「こらっ!寄越せよ」
誰の手に渡ったのでしょうか?