• テキストサイズ

イケメン戦国 ◇甘い囁き 2◇R18

第10章 桜の木の下には……/上杉謙信


桜の木の下には大切な物が埋まっていると凛が言っていた


「凛……此処にいるのだろ?
俺に姿を見せろ」






「謙信様は何をしてるんだ?」

「凛さんを捜しているんだよ」

「凛? だって凛は……」

「そうだよ、幸村。凛さんが亡くなって1年になる」





凛は死んでなんかいない
この桜の木の下で眠っているだけだ


俺が掘り起こしてやれば凛は目覚める筈だ。





“私を見つけて……”


風に乗り凛の声が聞こえてくる


「はやく姿を見せろ」


“此処にいるよ”





桜の木の下には掘り起こした人の大切な者が埋まっている



「逢いたかったぞ……凛」












*Fin*
/ 179ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp