第7章 糸電話/猿飛佐助
一糸纏わぬ姿で布団に横たわっている凛さん
初めて見る女性の身体の美しさ
ほどよい膨らみを持つ乳房
くびれたウエスト
濃くもなく薄くもない茂み
「ごくっ……」
思わず生唾を飲み込んでしまった。
なんて美しい凛さんの裸
直に触れたいと思う気持ちを抑えて、俺はいきり勃ったナニを握りしめた。
これはいつも俺がするオナニーと似ているようで、まったくの別の行為だ。
凛さんの姿を見てヤルのと、ただ妄想でヤルのとは全然違う。
ただ裸で寝ている凛さんを愛でながら、ひたすらに手を上下させていく。
出来ることなら男らしく凛さんを抱きたかった。
でも、俺には無責任な事は出来ない。
生きて帰ってこれる保証のない男の我儘で抱いたりなんかできるわけがない。
「凛さん……ありがとう」
これで心おきなく戦場に行くことができるよ
たとえ、戦場で命を散らそうとも……
「佐助くん……無事に帰ってきて……」
凛さんの声を聴きながら俺は欲を解き放った
*Fin*