第21章 耳掃除／織田信長

「やめ……て……んあっ……」

「耳掃除をしているだけだぞ？」

「っ……」


信長様の声がダイレクトに頭の中を直撃してくる。
それだけで身体が震えてきちゃうよ。


「もう……いいでしょう……離して……」

「まだ足りぬ」

「え？……んあっ……っ……」


湿り気を帯びた舌は私の耳を何度も舐め、水音が更に煽ってくる。

耳だけでも気持ち良くておかしくなりそうなのに、更に信長様の指は私の胸をまさぐり、秘部へと伸びていく。


「ンッ……もう……これ以上は……」


信長様が欲しくてたまらない
もっと激しく愛されたい……

でも言葉にするのは恥ずかしくて、身体だけが素直に信長様を求めちゃうよ。


「どうしてほしいのか……言ってみよ」

「っ……」

「言えぬなら終いにする」


ひどい……
私が言葉に出来ないのを知っていてわざと聞いてくるなんて


「答えよ、凛」

「……信長さまっ……いじわる……」

「では、止めるとするか」

「っ……！」


やめるって言ったのに秘部をまさぐる指は動き続けて、私が１番感じる所を攻めてくる。


「んあっ……も、もう……」


イキそう……


「ぁ……イキ……！！」


寸前で指を抜かれてしまった。
イキたくて、でもイカせてもらえなかった秘部は、指を求めて締まりを繰り返してしまう。


「どうした？」


私の反応を楽しんでいる信長様は口角だけを上げている。

恥ずかしいけど、身体が求めてしまう。
だから私は恥ずかしくても言葉にしてしまう「お願い……最後まで愛してください」と……


「フッ……よかろう」


熱いキスが私に与えられて、差し込まれた舌を懸命に受け止めた。



耳掃除をした時の可愛い信長様はもういなくて、いつもの私を翻弄する信長様。


可愛い信長様を翻弄しようとした私がバカだったのね。信長様には勝てないわ。






＊Fin＊