第20章 未来からの落とし物/伊達政宗
「照月何してんだ?」
「んあ”~」
庭先でなんだかわからねえ物を転がして遊んでいる照月。時々こいつは変な物を拾ってきて遊んでる。
よほど気に入りの物らしく尻尾を振り回しているぜ。
「見せてみろよ」
「んあ”~!!」
照月から取り上げてみると
「ん?なんだこれ?」
どこからどう見ても……張り型なんだろうけど
今までに見た事もない材質だ。
俺の知っている張り型は硬くて曲がったりしないんだが、これは曲がったりするよな。
「政宗……そろそろあさげの時間だよ」
「おう、今いく」
「なに持ってるの?」
「これか?照月が拾ってきたみたいだぜ」
「っ……!!」
「お?」
凛の奴、張り型を見て瞬時に顔を真っ赤にしたな。ということは?
「凛、これが何に使う物か知っているようだな」
「し、しらないっ……よ」
「ほう?」
「ほ、本当だよ」
そのわりにガン見してるよな?
生唾を飲み込んだのも俺は見逃していないぜ。
「……そうか、凛は知らないんだな」
「あ、当たり前だよ」
わかりやすいくらいに動揺してる凛が可愛いな。
「じゃあ、使ってみるか」
「へっ?!」
「何事も経験だ」
「そ、そ、そんな」
逃げるように後ずさる凛を壁際まで追い込んでいく。
「俺も使った事がねえしな。一緒に経験しようぜ」
「やだよ……(なんでこの時代にバイブがあるのよ?!)」
いやだって言うわりに目は興味津々に輝いているぜ
「凛……」
「ちょっと……ダメ……んっ」
「もう濡れているじゃねえかよ」
「っ……やん……触らないでよ」
コイツを見た凛の身体がどうなってるのかと思って蜜壷に指を這わせてみたら反応してるとはな。
面白いじゃねえか