第17章 虫歯/伊達政宗
おまけ
「たまには苛めるのも悪くないだろ」
自分で言っておきながら、鼻で笑っちまうぜ
凛を甘やかすのも、苛めるのも大差なんかねえよな
俺の腕の中で恥じらう凛を愛でながら愛撫したい時もあるし、攻めてそれに耐える凛を愛でたい時もある
今日の俺の気分は後者だ
まあ、歯が痛いのが治まっていれば……
(多分、薬の効くのは早いだろう。家康が珍しく自慢しながら持ってきたしな)
「凛……」
焦らすように唇に触れるだけで、惚けたような笑みを浮かべ俺を煽ってくる。
まったく
この俺を煽ってくるとはな
可愛いヤツだ
たっぷりと可愛いがってやるよ
唇に触れていた指を凛の口内へと挿れていくと、舌先が指を避けようと動きだす。
1本じゃ無理だな
人差し指に加えて中指も挿れてみるか
2本の指で逃げまどう凛の舌を挟んでみると、鼻から抜けるような吐息が俺の耳を擽ってくる。
「んぁ……んっ……」
「気持ち良いンだろ?」
「ん……」
潤みきった瞳は、これ以上の快楽を求め訴えてきてるな
「もっと……欲しいのか?」
「っ……んっ……」
懸命に俺の指を口で奉仕しながら、下半身を俺の足に絡み付けてくる