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お好きな松を[おそ松さん]R18

第7章 一松のモノなのに、おそ松とやりますか?(一松+おそ松)


それから私達は

街中をふらふら歩きながら、会話をしていた。

私は何事もないように振る舞った。





「……ねぇ、」




けれど、もうそれも限界なようで。






「なんか、無理してない?」




「…え?」





「てゆーか、なんか隠してる。」







やばい、心臓が速くなってる。






冷や汗も、流れてきた。









「何言ってんの、何も隠してなんか、」


「」


「!!」



一松くんは私の手を強く握りしめ、

真剣な眼差しで私を見つめる。




っ、もう、やめて、


そんなに私のことを見ないで。


お願いだから……


















バッ




「は、え、!!!」




私は一松の手を振り払い、走り出した。




あぁ、もう取り返しがつかない。




バカだ、本当に。







私は路地裏に入った。







けど、それがいけなかった。








全くと言っていいほど、

私は路地裏のことを知らなかったから




行き止まりになってしまった。









「あ、……っ」







「はぁ、はぁ、……っ、は、



ねぇ、、なんで逃げんだよ…」




一松くんは私の肩を掴み、壁に押し付けた。





「……え?

























首元の、これ、なに。」






くび、もと、











────────キスマークだ。



「俺、こんなの付けてないよ。」



まずい、



「……誰。」




「いちま、」




「誰に付けられたんだよ……」





一松くんの顔を恐る恐るのぞき込むと


瞳孔を開き、恐ろしく歪んだ表情をしていた。


肩を掴んでいた手にも力が入って、


泣きそうなぐらい痛い。




「ごめんなさい、ごめんなさい、一松くん……っ」





「許さない。」







一松くんは私の腕を引き、路地裏から出た。







向かった先は、










ラブホテル。
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