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お好きな松を[おそ松さん]R18

第7章 一松のモノなのに、おそ松とやりますか?(一松+おそ松)


それから数日たって、


私は松野家に行くことは無かった。



おそ松くんにも、一松くんにも、



あわす顔がないからだ。



出来れば、まだしばらくは会いたくない。







けど、そんな簡単にはいかなくて、












ブーッブーッブーッ






携帯が震えた。


電話?








携帯をのぞき込むと、そこには、













[松野一松]







「っ、」







だめ、無理だよ、けど、


出なかったら、逆に怪しまれる?












私は携帯を手に取り、









電話を繋いだ。









「……もしもし、」



「あ、…

ね、ねぇ今から会える?」


「あ……、っと、」









私の身体には冷や汗が流れていた。









「…?どうしたの」



「へっ、あ、いや何でもないよ!」


「そう…?

で、会える?」









「あ、会える、よ。」








「よかった、じゃあ、

いつものとこで、」



「うん、わかった…。」







ピッ












「……はぁ、」





私は沈んだ気持ちで出掛ける準備をした。



……ダメだ、こんなじゃ、

気を引き締めないと、







そして、隙を見せないようにしないと、


















待ち合わせの場所につくと、

もう既に一松くんは待っていた。



少し微笑んで手を振ってきた。





…私は罪悪感で押し潰されそうだ……。








「ごめんね、一松くん、遅れちゃった、」


「別にいーよ、」



一松くんは私の手をとった。








一松くん、ごめんね。




あなたに謝りたいけれど、




そしたらあなたはどんな顔をするかな。




……私は、捨てられてしまうのかな。





「……っ」




私は一松くんの手を、強く握った。
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