第7章 一松のモノなのに、おそ松とやりますか?(一松+おそ松)
「やぁ、は、む……っ、んん、」
私は必死におそ松くんの胸を押した。
けど、おそ松くんとのキスで力は抜けていって。
「ん、……はぁ、はは、
ちゃんかーわい♡
なに、キスなんかで感じちゃってるのー?」
「やだ、やめて、お願いだから……!!」
家で、しかも玄関でこんなことを…。
そして、彼氏ではない人と。
もし誰か帰ってきてしまったら……!!
「お願い、お願いだから、やめて……!!!」
私はおそ松くんに訴えた。
もし、一松がこの場を見たら。
そんなことばかりを考えて。
「大丈夫だよ、他の兄弟は夕方あたりに帰ってくるから。
だから、ね?
あと3、4時間は余裕あるから、ね」
「やだ、あたし、一松くんと付き合ってるの、
こんなの、ダメだよ。」
さっきまで笑顔だったおそ松くんが、
突然表情を変えた。
目に光は無く、苛立った顔をした。
…怒らせて、しまった……
「チッ」
私は恐怖のあまり、身震いをした。
「うるせんだよ、見つかんなきゃいーんだろ?」
「そ、そういう訳じゃ、」
「あ?」
ダメだ、もう、反論できない。
これ以上反抗するなんて、
私には恐ろしくてできない。
「…っ、」
「2階、行こうか」
「……うん。」
一松くん、
ごめん、
助けて。
2階について、部屋に入った途端、
乱暴に床に押し倒された。
「いっ、た…」
そして、倒れている私に
おそ松くんは馬乗りしてきた。
確実に、逃げ道を塞がれた。
男の人を退かす力なんて私には無い。
おそ松くんは私の胸ぐらを掴み、
引き寄せた。
そして、強引で、乱暴な、
貪るようなキスを私にした。
「は、あぁ、……んんっ、ふは、」
「ん……は、はん……」
唾液の交わるクチュクチュという音が
静かな部屋に響き渡る。