第17章 ばーんがーいへーん 四年後
今日はお祝いにと3人がわざわざ一緒に来てくれた。
黒尾さんはちょっと食材のお買い物。
木兔「すげぇな!この中に赤ちゃんがいるんだなぁ」
もう小学生かってテンションで私のお腹を見てる
赤葦「木兔さんちょっと落ち着きましょうよ」
木兔「だってよ~何か嬉しいじゃん!」
そしてお腹に向かって、ヘイヘイヘーイ!元気に出て来いよ~遊んでやっから!と呼び掛けていた
ふざけて、パパだぞ~と言った所に黒尾さんが帰ってきた
黒尾「木兔ぉ。ふざけんなパパは俺だ!」
おかえりなさい、お邪魔してますとみんな声を掛ける
買い物ありがとうと立とうすれば、いいから座っとけと食材をしまってくれる
月島「黒尾さん、元々先輩に甘々でしたが更にパワーアップしそうですね」
『そうだね。かなり優しいよ。あと心配が凄い』
あぁ、っぽい。とみんな頷く。
月島「そういえば先輩、内定貰ってたとこどうなったんですか?」
月島は同じ大学でゼミなどが一緒だったのでわりと付き合いがあった。
『あぁそれがね~何とも緩いというか寛大というか。家で出来る仕事回してくれてたまに顔出してくれたらいいよ~って。』
保育園入れたら出社するつもり。と言うとずっと家に居りゃいいのにと黒尾さん
月島「相変わらずめんどくさい事言う人ですね」
黒尾「うるさいうるさい!俺はユキノが心配なーのー!」
ヤイヤイ言い出した二人
赤葦「そういえば結婚式はどうするんですか?」
うん。産まれてからにしようと思って。と答える
『今からだとバタバタになるし、せっかくなら赤ちゃんと3人でしたいねって。』
黒尾「やっぱお腹気にせずウェディングドレス着てほしいしよ。てか俺が見たい」
木兔「早く見たいな!赤ちゃんもユキノのウェディングドレスも!」
赤葦「楽しみですね。もうどっちかわかりました?」
ついこないだ分かったよと言うと
黒尾「フッフッフ...」
月島「気持ち悪いですね」
うるせーよ!と怒るもどこか嬉しそう
『女の子だよ』
なんで言うんだよ!俺が言いたかったのに!と騒ぐ騒ぐ
『黒尾さんやかましいです。』
最近ユキノが冷たい...と泣き真似をしてみんな笑ってた