第17章 ばーんがーいへーん 四年後
それからうちの親に東京まで出てきて貰って黒尾さんのご両親と食事に招待した。
お店の個室に両家が揃い、私達から話があると言う
父「えー何なに?やっと結婚する気になった?」
母「あ、そうなの?おめでとう!」
いやまだ何も言ってないじゃんとイラッする...
黒尾「はい実はそうです。娘さんと結婚させて頂きたいと思ってます。お許しを頂きたいのですが」
父母「「いいよ~さんせーい!」」
『かるっ!!』
黒尾「ありがとうございます 笑」
次は黒尾さんのご両親
いかがでしょうかと聞くと
黒尾母「むしろこっちが聞きたいわ。鉄朗でいいの?」
黒尾父「こいつはまだぺーぺーだし、大丈夫なのかと心配なんだが...」
大丈夫ですよ意外としっかりしてます。と言うと意外とってなんだよと黒尾さんが拗ねる
『鉄朗さんがいいんです。結婚をお許し頂けないでしょうか。お願いします』
黒尾さんも頭を下げる。
黒尾父「お前、家族を一生守り抜く覚悟はあるのか」
そう聞かれ、ある。と力強く答えた黒尾さんを見てご両親は結婚を許してくれた。
そしてもう1つの報告をする。
うちの親は予想通り初孫ー!!と叫び、黒尾さんのご両親は謝っていた。うちの親に。
そして両家の父に婚姻届けに署名してもらい提出した。
それから次の健診には黒尾さんも一緒に行きエコーを見せてもらいまた感動していた。
6ヶ月になりお腹がふっくらしてきた頃、お家に懐かしい人たちが来てくれた。
ピーンポーン..
はーいと開けると
木兔「おーっす!久しぶりだなぁ!元気か~」
赤葦「声がデカいですよ木兔さん。久しぶり橘さん。あ、もう橘さんじゃないね」
月島「どうもお久し振りです。」
いらっしゃーいと挨拶してみんなを中に案内する
適当に座ってね~と言い飲み物を用意しに行く
赤葦「あ、手伝うよ。しんどいでしょ」
さすが気が利く男前。
月島「これお土産とお祝いです。どうぞ」
えー!わざわざありがとう!
ここにも気が利く男前が...素晴らしい。
木兔「ユキノ~腹出てきたな~!触っていい??」
うん。この人も変わらない。安定のスキンシップだ。