第17章 ばーんがーいへーん 四年後
黒尾「...え?...これって...」
『赤ちゃん出来てました。しかも4ヶ月。』
産みますけどいいですか?ダメって言われても一人で産みますけど。と言うと
黒尾「え!いやいや!何言ってんの!産んでいいに決まってるじゃん!」
あ、よかったですと言うと黒尾さんはエコー写真を手に取って、すげぇ...と感動していた
黒尾「ど、どっち?もうわかる?」
『まだですね~けどあと半年したら産まれちゃいますよ』
やべぇーじゃん!と騒ぎ出したと思ったら急に静かになった。
どうしたんだ...と思ったらスッと寝室に行った何やらガソゴソと聞こえる。
真剣な顔して目の前に来ると黒尾さんは膝をついて手に持っていた箱を開け、
黒尾「橘ユキノさん、一生大事にします。結婚してください」
ビックリしてポカーンとしてしまった
『黒尾さん、何で指輪あるんですか』
黒尾「え、そこ?俺プロポーズしたんだけど 」
気になっちゃったんでと笑う。
黒尾「いつか絶対したいと思って用意してたの~!」
『そう、なんですか。ありがとうございます』
キラキラした指輪を手に取りジーッと眺める
「返事はしてくれねぇの?」
『あ、返事いります?』
またそれかよ!と黒尾さんが突っ込む
『冗談ですよ~』
お前、高校の時と変わってねぇなと笑いながら指輪をはめてくれた。
黒尾「すげぇ嬉しい..絶対大事にする。お前も子供も。」
『私も大事にします黒尾さんも子供も。』
向き合いお互いに、よろしくお願いしますと挨拶すると笑い合った。