第13章 13本目
『......すみません』
何とも言えない気持ちで振り向くと肩を震わせてヒィヒィ笑っていた......
黒尾「おまっ...お前の..プッ!おっ親!オープンすぎ!!!」
『恥ずかしい限りです...』
黒尾「あー...しんど。笑いすぎた...」
笑い止まってよかったですねと、ため息を一回ついた。
黒尾「...じゃあお言葉に甘えて...泊まろうかな」
『.....いらっしゃいませ』
じゃあとりあえずご飯食べましょうか。とリビングに行き母が用意していたご飯を温め直して食べた。
後片付けをして二人でダラダラとテレビを見る。
『宮城に黒尾さんが居るのもビックリなのにウチに居るなんて不思議です』
黒尾「俺のほうがビックリだわ 笑」
『けど...少しでも一緒に居れて嬉しいかも』
黒尾「お前の親に感謝だな」
そういえば...さっき何言われてたんですか?って聞くと、いや...別に...と濁された。
ふーんと答えてお風呂の準備をしに行く。
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はぁ~。まさかユキノの家に泊まるとは...
しかも親がいねぇ。
母「若いんだもの。頑張ってね!」
父「でも避妊はしてね!頼むよ!」
家を出る前に言われた言葉...衝撃が凄くてボーゼンとしてしまった。
親が許したとしてもユキノがどうなのかわからない。ユキノの気持ちが大事だ。
そりゃちょっと期待しなくはないがだからといって...
____...ろ.......ん......
けど滅多にないぞ....こんな機会......
_____く......お............ん!
いやダメだ!大事にしねぇと!
『黒尾さんってば!』
黒尾「うわぁ! ビビッた...」
『ずっと呼んでたんですけど』
黒尾「あぁ。わりぃな。どうした?」
お風呂、先にどうぞと進めると黒尾さんは着替えを持ってお風呂に行った。
黒尾さんが上がると交代してお風呂に入りまたテレビを見てダラダラした。