第11章 11本目
合宿五日目
相変わらずペナルティー祭りの烏野だけど少しずつ得点の差は縮んできた。
そして休憩中......
『ツッキー日向、今日マネ達と仕事あるから第3体育館行けないわ』
日向「えー!そうなんですか!?また教えてもらおうと思ってたのに!残念です......」
月島「僕は別に居なくても困らないので。」
『お可愛くないこと。』
月島「僕達なんかより“彼氏さん”に言ってあげた方がいいんじゃないですかぁ?」
わざと彼氏を強調して大きな声で言う月島。
ニヤニヤしてるよ....
田中・西谷「「彼氏だと!?まさかあの時の!」」
菅原「えぇ!?そうなのか?いつの間に!」
澤村「まさか黒尾と付き合う事になったのか?」
『え、いやー、ハイ。』
澤村「そうか~ユキノがなぁ。」
菅原「何か娘を嫁に出す気分だな......」
澤村「そうか~そうか~。ちょっと行ってくる」
『え、どこに?』
答えずどこかに行ってしまった大地さん。
お前に彼氏なんてとギャーギャー喚くサル二匹に潔子さんも彼氏欲しいんだって!と爆弾を落としてやった。
そして何もなかったかのように大地さんは戻ってきて練習が開始された。
みんなには内緒だけど明日の最終日は監督達の計らいでバーベキューをする事になってる。
バーベキュー中に働かなくてもいいように夜の内に出来るだけ明日の用意をしておこうという事になったのだ。
大量の野菜を切っていく。
すると梟谷のマネさんにそういえば..と話し掛けられる。
「今日の午後練の休憩の時にそっちの主将さん来たよ~」
『そういえば、行ってくるって言ってどっか行ってましたね』
「それがさ!休憩してる木兔達んとこ来るなり黒尾にヘッドロックしてさ!」
「そうそう!よくもうちの娘に手を出したな!って言ってたよ 笑」
清水「澤村はユキノちゃんのお父さんみたいな感じだからね」
谷地「兄じゃないんですね...」
『そんな事しに行ってたんですね』
「「いや~お父さんに愛されてるね~」」
ワイワイと話ながら準備してすべてを終わらせてまた今日もいつものベンチに向かった。