第9章 9本目
黒尾さんと別れて部屋に戻るとまたマネ達に囲まれた。やっちゃんが興奮してて恐い......
潔子さんにも聞かれたので相談がてら相談した。
好きとはどういうものなのか、付き合うとは何をするのか。
「ユキノちゃんは黒尾の事はどう思うの?」
嫌いではないと思いますと答える。
「じゃあもし黒尾が他の女子と仲良くしてたらどう思う?」
『仲がいいんだなと。』
その場面を見てみないとわからないと付け足す。
清水「じゃあユキノちゃんは好きって言われて嬉しかった?」
正直、何となくそうなのかなって思ってて聞いたら好きだって言われ、あぁ当たったってくらい。けど嫌じゃなかったですと話す。
『あ、でもさっき抱きしめられても嫌じゃなかったです』
「「「「「 え!!! 」」」」」
『うっかり自分から接吻してしまいました。』
「「「「「 えぇーーー!!! 」」」」」
谷地「え!せ!接吻!?」
やっちゃんがパニクって爆発しそうだ。
「自分からしちゃったの?それって好きじゃないと出来なくない?」
『そう......ですかね』
「そうだよ!だって例えば木兔に出来る!?烏野メンバーに出来る!?」
『いや......無理ですね。潔子さんになら出来るかもしれないですけど』
谷地「え!清水先輩とユキノ先輩がキス!?」
清水「一花ちゃん。例えばだから」
『じゃあ私、黒尾さんが好きなんですか?』
「そうだと思うよ~!」
『じゃあちゃんと返事した方がいいですね』
「むしろキスして保留してるユキノちゃんがすごいよ」
『男前だと言われました』
清水「よかったねユキノちゃん」
「ほんと~この合宿でカップルができるなんて!しかも黒尾 笑」
「私も彼氏欲しいなぁ!」
清水「私も欲しいな」
『なんですって!欲しいんですか潔子さん!』
谷地「ユキノ先輩落ち着いて!」
「そりゃ潔子ちゃんだって欲しいよね~」
その夜は自分の事より潔子さんの彼氏欲しい発言に衝撃を受けてなかなか寝付けなかった。