第8章 偶然(チョロ松)
【チョロ松】
はぁ、
おかしい。
今○○ちゃんが超絶可愛い。
キラキラしてる。
にゃーちゃんとも、トト子ちゃんとも違う。
何だかジャンル事態が違う、
近くにいて、一番遠い輝き。
すぐそばにいて、これからごはんを食べようと隣を歩けても、
彼女の手を繋いでも良いのか。
彼女に笑いかけて良いのか、
それさえも不安な人。
にゃーちゃんたちなら握手会で手を繋げるし笑いかけれる。
ただ、○○ちゃんは違う。
何が違うかも分からない。
これが恋ってやつなのか……
いや違うだろ。
恋ってのはドキドキしたり憧れたりするやつだ。
こんなに不安で泣きたくなるのは、恋じゃない。
もし仮に恋だとしても、○○ちゃんに恋をしてはいけない。
僕は、○○ちゃんを好きな人を応援しなくてはならないから。
それでも…
チョロ松「良かったら、僕が貴女を好きになっても良いですか?」
思った事が口から出た時にはもう遅かった。