第4章 オムライス(カラ松)
私は彼に左手で口を押さえられながら肩をおもいっきり噛まれた。
「ひっ……………」
痛い痛い痛い!
今度は空いてる右手で胸を乱暴に掴んで来た。
握り潰す勢いで胸を握り締めた、痛すぎる!
両足で私をがっちり支えてるので逃げようにも、逃げられない。
今は夜中。
助けなんて来るはずない。
でも無意味な助けを呼ぶ、『たすけて』、と。
すると、その声に反応したかのようにある男が来た。
「○○!?」
「松野……チッ」
アイツは舌打ちを鳴らすと逃げていった。
すっかり怯えきってる私に男は手を差しのべた。
暗闇から出てきたのは………
カラ松君だった。