第2章 ねぇ、一緒に行こう!(十四松)
【○○】
私は簡単な服を着て、財布、携帯、鍵……と、必要なものを用いて玄関の前で待ってる十四松君に声をかけた。
「十四松君お待たせ!」
十四「いこ!いこ!○○ちゃん!」
十四松君は私の手を引いてマンションの縁側に手をかけた。
十四「無重力…………
「待った!
階段から歩いていこ?ほら、準備運動!!」
十四「…………うん!」
ほっ
良かった
無重力なんとかは怖いから全力でやめてほしい。
十四「………また、会えるかな」
「? どうしたの?十四松君」
十四「い、いや、何でもないでありマッスルマッスル―!ハッスルハッスル―!」
「そっか、じゃ野球いこ?」
私と十四松君が階段を降りる際に左耳に耳に響いた低い声。
??「お前は俺のものだ。逃げても無駄。」
「!!!!?」
十四「どうしたの?○○ちゃん」
右側にいる十四松君が心配そうに見つめる。
「何もないよ、」
十四「そっか、何かあったらすぐにいってね、俺が○○ちゃんを守るから。」
十四松君がぽん、と私の頭を撫でた。
十四「昨日のなでなで返し。○○ちゃんの髪はトッティ以上にサラサラ、女の子だね。」
「ぉ、女の子!?////」
十四「照れてる?」
「照れるに決まってる!早くいこう!十四松君!!!!!!!」
十四「了解でっすッ!」
??「十四松…………あの松野の6つ子の……?何で○○が………」