第2章 ねぇ、一緒に行こう!(十四松)
数秒後。
…………数秒後!?
今私は自分の家の玄関にいる。
つまり、さっきのジャンプで家についたってこと!?
しかもスリッパ、地響きもしない上に二人とも傷ひとつない。
こいつ、人間じゃねぇ…………
昔一松君がいってたけど、
十四松は十四松と言う生物で十四松と言うジャンルの生き物なのだ、と。こういうことなのね。
確かに、人間と認識するのは難しいわ。
てか何で私の家しってんの!?
十四「準備してきてね、俺待ってるから!!」
十四松君はニカット笑ってブカブカの袖で手を振った。
私は彼が怖く思うと同時に、彼が凄く可愛いと思った。