第21章 愛情行為故に(数字松)
【○○】
私は旅行までの経路を二人に話した。
陽葵「へぇー、まさかの○○にも遂に春が。」
紗佳「お幸せに。結婚式呼んでねー」
「け、けけ結婚!?///////」
結婚!?
あのまさか白いドレスとか指輪とかチューとかのあの結婚!?
陽葵「○○って相変わらず脳内中学生レベルだよね。」
紗佳「赤面してる」
う…だってさ…
六人の誰かと結婚式って………………え?
六人の『誰か』?
六人の、誰かを選ばなくちゃいけないの?
いや、決めてる。
私は一松君の彼女だもん………
……………
でも……………
うやむやは駄目だよね。
そろそろ、決めなくちゃ。
私が『本当に好きな人』は、もう決めてる。
だから、今度こそだ。
今度こそ、皆に答えなくちゃ。
_____うん。
「もう時間だ。私仕事戻るね?」
陽葵「あ!話そらすなー!」
紗佳「ったく…」