第19章 甘く、苦く(色松)
「えっ………?」
何を驚いているんだ?
○○と一松は付き合っている。
キスするなんて当たり前、当たり前だ。
だけど_______
カラ松「○○」
「ぷはっ……えっ、からま…………んっ」
俺は一松の唇を引き剥がし、剥がされたてのその唇に自らの唇を重ねた。
ただの一松への嫉妬心だけで。
「んふ……ふぁ」
一松に取られたくないように、舌と舌を絡める。
緊張感、罪悪感、背徳感が一気に耳に響いた。
○○は抵抗はしなかった。いや、出来なかった。
酒のせいで、身体が抵抗力を奪われて。
その証拠に、○○の二度目の口付けは、前とは違い、ほんの少しアルコールの味がする。
カラ松「真っ赤な顔も……可愛いな。」
一松「クソ松、お前ッ……」
一松は呆然と二人の口付けを眺めていた。
そして、一松は何かを思い付いたのか、そっと○○に寄り添う。
一松「ヒヒッ…、○○も可哀想な女だな。無理やり彼女にされたゴミと無理やりファーストキス奪われたクソにヤられる何てね?」
そう言い、一松は○○の耳を舌で舐めた。
「ひゃうっ!!あ…あぁ……////」
○○の甲高い声が部屋に響く。
一松「知ってる?クソ松兄さん。○○ってさ、
耳がスゲー弱いんだ。両方ヤられると、どうなるんだろ?」
一松は、誘っている。
いや、命令してるのだ。
俺は一松に言われる通り、一松とは反対側の耳に回り、
○○の耳を軽く噛んだ。