第1章 再会
結局ま私は一松君の隣で寝ることにした。
いや、成人した男女を一緒に寝かせるってどーよ。
少し、抵抗あるな。
てっきり別の部屋で寝るかと思った。
まぁ、泊めてもらっている身だから文句なんて言えるわけないけども、
うとうとしてると、一松君が急に抱きついてきた。
いち「ん~…………」
寝ているらしい。
私を抱き枕代わりに抱きついてる。
お互いを向いてるから余計照れるんですけど。
私は一松君の髪をそっと撫でた。
…猫ッ毛。
ふわふわしててちょっとクセがあるな。
あと動物の匂いがする。
なんかでっかい猫みたいだな。
可愛い、かも?
私は眠気に負けてお互い抱きついたまま眠った。