第1章 再会
【一松】
ヤバい。
○○隣で寝てるんだけど、
じゃんけん勝って良かった。
○○は入り口から見て俺の右で寝ている。
クソ松の隣なんかで寝かせる訳にはいかねぇからな。
○○、寝てる?
寝顔マジで可愛すぎる。
俺は無意識に、いや、ガマン出来なくなって○○に抱きついた。
○○の体が少しビクッとなった。
お前、起きてたのかよ!
いち「ん~…」
○○に気づかれないようにわざとらしく声を上げた。
大丈夫かな?
その時
○○が俺の髪を撫でた。
俺は反射的に○○の胸に顔がいってしまった。
ヤバいヤバい
ちょっとこれはマジでヤベェよ、
十四松やトド松のように俺の髪も撫でてくれるとか。
その上、○○の胸が目の前だし。
死にそう。興奮で死にそう。
「えへへ…ふわふわぁ…」
寝言見たいに○○が呟いた。
ふわふわ、俺が?
トド松がサラサラで
十四松が良い匂いで
俺がふわふわか……
癖ッ毛だから?
俺は○○とお互いに抱きついたまんまのお陰で全く眠れませんでした。