第16章 名前で呼んで?(おそ松)
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皆すうすうと………正確に言うと、1人だけぐうぐうとイビキをかいで眠っている。
スマホを見ると、もう0時。
……もう寝なきゃいけないな。
ふかふかの布団に慣れなくて寝返りを打とうとしたその時、
おそ松「………起きてた?」
おそ松君がふいに後ろから抱き締められた。
かと思うと今度はトド松君も起きていて。
トド松「…眠れない?」
おそ松「そりゃそうだよなぁ?夕べ、一松とあんなことしてたもんな。」
「!?」
嘘……
あれ、見られてたの!?
ふと、右耳に聞こえた掠れた声。
おそ松「………一松とのアレ、気持ち良かった?」
「えっ………?」
今にも泣きそうな、切ない声。
トド松「僕たち、嫉妬したんだ。○○ちゃんが一松兄さんに遊ばれて顔真っ赤にしてるんだからさ?」
なっ…遊ばれて!?
「そんなんじゃない!一松君はそんな人じゃない!」
私がベッドから起き上がろうとしたその瞬間
おそ松「立たないで、皆起きちゃうよ?」
おそ松君は、私を無理やり寝かせた。
抵抗しても、力で勝てる訳もないので大人しく布団に潜り込む。
トド松「ダメだよ起きちゃぁ。だって○○ちゃんはこれから、
僕たちと気持ち良いことするんだもんね?」