第15章 悪い子にはお仕置きを(一松)
【○○】
「えっ…………」
一松君が変だ。
怒られたかと思うと、今度は抱き締められて。
確かに、私は泣けばなんとかなるって、心の何処かで思っていた。
だけど、そんなことは、単に愚かなことだと、ついさっき目の前の彼に教えてもらったのだ。
だから私は、謝った。
一松君が離れていくのが怖くって。
一松「だけど浮気犯には罰を与えなくちゃね?」
案の定の言葉が返ってきた。
そうだ、私は、一松君がいるのに、浮気しちゃったんだ。
罰を与えてもらわなきゃ。
「おっ……お願いします…………」
すると一松君は優しく笑った。
一松「○○、良い子。」
一松君は私の耳に近づき、甘い吐息をふきかけた。
一松「○○…好きだよ………」
「ひゃぁ………!///」
耳が熱い。
一松「耳弱い………?」
恥ずかしい……!もう恥ずかしくて溶けそう!だって一松君が私の耳に息かけるんだよ!?
「そうっ……弱いの………だからやめ
一松「止めないよ?だってこれは罰なんだから。」
そう言うと一松君は、耳を小さく噛んできた。
「やぁ……ひゃぁ……………」
浴に言う甘噛と言うやつだろう。
その歯の隙間から舌が滑り込んできた。
甘い水音を鳴らしながら、紅潮した私の全身を震う。
耳を塞ごうにも、両手は一松君に繋がれて塞げない。
「やめれ………いちまつ君………」
一松「もう壊れちゃった?○○って敏感なんだね」
一松君は私の耳を、離してくれた。