第15章 悪い子にはお仕置きを(一松)
【一松】
○○が俺に向けて恐怖心を抱いている。
可哀想に、でも○○が悪いんだろ?
一松「何彼氏がいるのに、知らない男に付けさせたの?」
「ひっ……嫌………」
○○の性格からして、望んで付けられた、と言うことはないだろう。
多分、嫌がる○○に無理矢理………
そんな妄想すると、興奮した。
欲しかった俺の言葉に裏切られて、○○は今、絶望以外の何を抱えているのだろう。
そんな○○を見て、俺はいま、どんな顔をしているのだろう。
嗚呼。
こいつが、俺の彼女か。
こいつが、俺の○○か。
嫌々涙を浮かべ、自分の罪を受け入れざる負えない、
可愛い、俺の○○。
「いちまつくん…ごめんなさい………」
ただ独り言のように呟く○○は、親に怒られ泣きじゃくる子供だった。
だけど、これ以上煽ると、そろそろヤバいかも。
一松「ちょっとやり過ぎたね、ゴメン」
俺は出来るだけ優しい口調で、震える○○の身体を抱き締めた。