第11章 夢と合宿
※夢主視点
翌日、桐皇との練習試合の反省会があった。
青峰が手に抜いていたにしろ、あそこまでの接戦は大きかった。私自身も手を抜いて青峰と渡り合えていることに関しても、ほかのメンバーたちの評価も高かった。それにより私は正式にスタメンに加わりチームの即戦力となった。
面倒なのは桃井の情報量とその内容で、これから私たちに対してどういう対策を取るか。IHも近くなってきているため、色々な学校の情報をかき集めているだろう。確実に桐皇はWCに上がる。そんな気がする。
花宮「まぁ、どんな体制で望んで結果になったにしろ、今回の練習試合はでかかった。相手のプレーを見て情報を得るのもそうだが、一人一人の力を高めることだな。もう1回練習メニューを組みたて治す。足りない分は自分で補え。」
それと…、と花宮がつけ加えて言う。
花宮「来週から合宿を行う。」
ひっと声を漏らす原。
山崎はあからさまに嫌な顔をしていて、瀬戸までもが顔を引き攣らせるほど。
そんなにハードなのか花宮の合宿…。
原「……行って見ればわかる。あいつの合宿は地獄だから…。」
コソコソと耳打ちをしてくる原。
声が若干震えてるため思っているより相当っぽい。
原「何よりも…疲れてるのに昼飯がまずいっ!!」
そこかよ。
確かに練習に疲れてるのに栄養と体を休ませるために食べるものとかが不味くて食べれなかったら本末転倒かもしれない。しかもそれが3日間ってなると…。
したら、
「ご飯、作ろうか?」
その発した言葉にみんながえっ?と振り向く。
「え、いやできる範囲内でさ。自分もご飯不味いのは嫌だし…。だって行くのは一軍だけでしょ?それなら練習内容次第では考慮しなくてもできるかなって…。昼ごはんだけなら余裕だよ。」
その言葉に原は舞い上がる。山崎なんかガッツポーズしてるし。
原「え?!ガチで!!神なんですけど。いいよね花宮?」
少しだけ考えると花宮が頷く。
花宮「いいだろう。ただ、無茶はすんなよ。」
花宮の了承を得て次々にみんなが舞い上がる。
花宮「うるせーぞおめーら!その代わりに練習手抜いたら倍にすっかんな。」
了解致しました!!と勢いよく揃えて言う。
やっぱみんな男子高校生なんだなぁと思った。