第9章 不自然
治療が終わったあと、は別人のように変わった
口調や性格はそのものの、人格が変わってしまった
花宮「いつからだろうな…お前が、こんなに近いのに、遠く感じていったのは…」
隣で寝ているの頬を撫でる
花宮「…あの時にちゃんと助けてやれれば…」
少しは変わっていたのかもしれないな
花宮「…お前を避けて、距離を取って…お前の気持ちに気付いてたが…」
あいつのそばにいることが
俺には許せなかった
きっと、あいつのそばにいるときも
俺に気持ちを寄せてたんだよな
こんな事、考えるような柄じゃねぇのに…
コイツといると、自分が自分じゃなくなりそうだ…
花宮「…認めざるを得ねぇよ…」
不意にもドキドキしちまったり…
あいつらに怒りでわれを忘れそうになるほど…
全力で守ってやりたくなるほど…
花宮「…お前が好きなんだよ」