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【黒バス】悪童とともに復讐を【花宮真】

第8章 過去


「なんか…独特な色をした料理だね」

 


俺の作った料理を指さしながら聞いてくる


 

花宮「黙って食ってろ」

 
「そんなこと言ったってさぁ…なんでこんなことになったくらい言ったっていいじゃん」


花宮「食事中くらい静かにできねぇのか」


「どこの教育ママだ!だって気まずいじゃん。恋人でもないのに、年頃の男女が向かい合って夕飯一緒に食べてるんだよ?」


花宮「ふはっ!今更何ってんだよ。この間まで俺のベットで占領して寝てたくせしていまさら意識してんのか?」


「…意識?ああ、男ってこと?」

 


いや、それ以外に何があんだよ…




「うーん…男としては見てるつもりなんだけどね」




それどういう意味だよ




「え、何それとも…そういうこと!?」



 
なんだコイツ




花宮「…マジ低脳だなお前」


「…はいはいソウデスネ、あ」


花宮「ああ?」


「…」


花宮「なんだよ」


「…一緒に寝ない?」


花宮「…は?」

 


何言ってんだコイツ




「いや、普通にだよ!うん、普通に」


花宮「いや、言ってる意味がわからねぇ」


「いや、だから添い寝してって言ってんの!」


花宮「…は?」




待て、

正気か?コイツ

いくら俺だからといって高校男子にこんな事普通言うか?




花宮「…理由はなんだ」


「え、えーっと…」




コイツ…完全に目が泳いでいやがる…!




花宮「お前ただ単に俺のベッドで寝たいだけだろ」


「うん」




素直に認めやがった




花宮「断る」


「そんなぁ…花宮の布団ふかふかで気持ちいいんだもん…」


花宮「ただし、この条件を守ってくれるならいいぜ?」


「思いっきりゲス笑いで言われて嫌な予感しかしないけど聞いておこう」


花宮「朝、俺の分まで自炊しろ」


「なんだ、そんなことか。いいよ」


花宮「これだけじゃねぇよ」


「ん?」



花宮「毎朝、朝飯作って洗濯物洗って干して、帰ってきたら夕飯作れ」



「…主婦じゃん!」



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