第7章 中学時代
そして月日は過ぎ、私たちは中2になった
夏目「おー…またクラス同じなのね、今年もお世話になるねまこたん!」
花宮「あぁ?だからその呼び方やめろっつってんだろ!!
来年はぜってぇ違うクラスになってやる…」
始業式が終わり、クラス替えの発表があった
また花宮と同じクラスになった
今吉「よぉ、お二人さん」
花/夏「げっ…」
今吉「おいおい、そんな明らかに嫌そうな顔せんといてーや」
ニコニコ笑顔で言う今吉
心底たたきつぶしたい
今吉「二人同じクラスやろ?よかったなー」
花宮「よくねぇよ!!」
今吉「…ホンマか?」
花宮「…なんで…?」
今吉「知らんふりをしてもワシを騙せないことくらい知っとるやろ?花宮ぁ…」
より一層笑顔が黒く見える
花宮「チッ…だからコイツは嫌なんだよ(ボソ」
「え、私空気?」
今吉「さ、帰ろかー」
花宮「ちょっと待てよ!なんであんたまで一緒に帰ることになってんだよ!」
今吉「え、なんや、一緒に帰ったらあかんの?それともなんや…わしがいたらまずいことでもあるんか…?」
花宮「くッ…別に何もないですよ」
今吉「そうかー、ほないこか」
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あ、思い出した。
私達はこんなに仲が良かったんだ
仲がいいといってもいいのか分からないが、ほとんど一緒にいたんだ。
といっても今吉先輩が勝手に教室に来たり、校門の前にいたりしてただけなんだけど。
「―――――い…おい!」
「はぁあい!?」
よほど集中していたのか、周りの気配を感じ取れなくいきなり声をかけられビックリする
花宮「なんで声かけてんのに気づかねぇんだよ」
「すみません…少し昔のことを思い出してた…」
花宮「昔?」
「うん、初めて出会った時の事とか」
花宮「言い方がきめぇ…」
「ひどいなぁ、それでなんの要件かな?」
花宮「夕飯できたから支度手伝え」
「わかった」