第6章 帰宅
「…お腹すいた…」
花宮「腹減ってばっかだな。お前の胃袋どうなってるんだ?」
「うるさいなぁ…良いんだよ運動してるから!」
花宮「ヘェ…最後の大会終わって受験生になったら、ブクブク太ってくんじゃねぇの?」
コイツ…!
「ほんとに良い性格してますね」
花宮「んは!褒め言葉をどうも」
「くっ…!猫被りめ」
花宮「はぁ?今のお前に言えることじゃねぇだろ」
「確かにそうですね」
そんな話をしていると家に到着
「はぁ…」
バックをおいてソファにダイブする
花宮「実際はお前の家じゃねぇけどな」
「細かいことは気にしない!」
ゴロゴロ転がってるとまこたんが近づいてきた
花宮「おい、邪魔」
「…饅頭」
花宮「しりとりじゃねぇよ!」
「はい、まけー」
花宮「だからしりとりじゃんねぇつってんだろ!」
「しょうがないなー…部屋の片付けでもしてきますかー。あ、夕飯どうするんだ?」
花宮「ああ、着替えたらテキトーにつくる」
「わかった」
花宮「それまでに風呂洗っとけ」
「任せとけ〜」
そう言って部屋を出た。
今までそんなに気にしてはいなかったが…
部屋がものすごく綺麗にされてる。
綺麗好きなのかは知らないが、一人暮らしを始めた花宮はものすごく部屋をキレイにしていた。
潔癖か!ってくらいに。
あの日以来、居候みたいな感じで花宮の家に居座っているわけだが…
本当にいいのだろうか。
いつも助けてばっかりで、悲しいときは慰めてくれる
こんなこと、ほかの学校のやつに行ったら信じられない顔をされるだろう。
中学の頃から知ってはいたが…正直バスケであんなこすいプレーをすることは中学からだったが生で見たときは驚いた。
なのに…
なぜ…
花宮は私を助けてくれるのだろうか。