第5章 部活
「おー…随分遅かったね。何かあった?」
花宮「…」
「エ…?本当に今吉じゃなかったんだよね?」
花宮「…本当だよ」
「ええ!?」
花宮「うるせーよ…疲れてんだよこっちは…」
「なんか…ごめん」
花宮「…」
いやーホントに疲れてんだなー…
じっとを見る花宮
「なんか言われた?」
花宮「…ちょっとこっち来い」
「ん…」
花宮に手招きされ駆け寄る
花宮「座れ」
指をさしたのは自分の膝の上
「え、いや…重いよ?」
花宮「知ってる」
「えぇ…」
花宮「早くしろ」
明らかに不機嫌な花宮に逆らわないほうがいいと思い、言われた通りに座る
すると、
「!?」
後ろから抱きつかれた
原「へ〜w」
山崎「うぉ!!?///」
古橋「ほぉ…」
瀬戸「おー…」
「ちょっ…みんな見てるし!本当にどうしたの!?」
花宮「…」
より一層抱きしめる力が強くなる
花宮「うるせーよ…黙ってろ」
「いや…でも…」
まこたんが自分の後ろの肩に顔をうずめていて、髪の毛が首筋や頬にあたってくすぐったい
花宮「…お前さ」
「うん…?」
花宮「…やっぱ何でもない」
夏目「うん…」
花宮「…」
「まこたん…あのさ…」
花宮「…」
「今吉から聞いたんでしょ。付き合ってたこと」
花宮「…ああ」
原/山崎「嘘!!??」
古橋「お前らうるさい」
「…中学校の頃、何があってそうなった…とか、話された?」
花宮「…ああ」
「…そっか…」
花宮「…」
「でももう付き合ってないからね」
花宮「…ああ、でもあいつは別れたつもりはないらしい」
「嘘!?」
花宮「…マジで」
「…まこたん」
花宮「…なんだ」