第4章 霧崎第一高等学校

花宮「…聞いてもねぇよそんなことは…計算のうちだァ?はっ!知るかよ」

　

今吉「…」

　



ニヤリ

　
今吉がより一層口角を上がらせた







今吉「花宮…お前のこと好きなんやな」

　

花宮「んはっ!だったら何なんだよ…」

　

今吉「なら一層気をつけたほうがええで」

　

花宮「どういうことだよ…」

　

今吉「どうやろな」

　

花宮「ああ?」

　

今吉「まぁ、そのうちわかるで。ただなぁ…わし、諦めてへんからな」

　

花宮「…そうかよ。俺だってやるつもりはねぇよ」

　

今吉「そうか。ほなな、いることだけ確認できればええねん」

　

花宮「ちょっと待てよ…まさかまたあいつになにか仕掛けるんじゃねぇだろうな…」

　

今吉「いや?そんな事せぇへんよ。ただ、になにか仕掛けられた場合は、わしらじゃなくてほかのやつらの可能性はある。それにわしゆったやろ。が悪くないことくらいわかってるってな」



　
手を振って振り返って去っていく

　

俺はそれの後ろ姿を黙って見ていた