第15章 Dreamin' Birthday
二人きりになった部屋。
「和、改めてお誕生日おめでとう」
「まーくん…」
「ねぇ。これ知ってたの?」
「半分はね?
翔ちゃんから
『ニノのバースデーやるけど
俺らから誘うとばれるから
ニノに別の情報吹き込んどくから、
誘われたらその企画に乗っといて』
って言われたの。
まさかお疲れさま会なんて
やってもらえるとは思わなかったから
マジでびっくりした」
「こっちもびっくりしたよ…ほんと。
サプライズするつもりが
されるなんて…。
やっぱり喰えない人たちだな…」
「まぁいいじゃん?
みんなからもらったプレゼント、
有効活用…しよ?」
「ばーか」
言いながら二人で広いベッドに倒れ込む…。
あのハワイのように濃密な時間を
二人で過ごす。
まさに夢の世界。
みんなに感謝しつつ…
俺はまーのくれる快楽に溺れる。
また一つ忘れられない思い出が出来た。
今年もいい一年になるのは間違いないなって
思いながら眠りに落ちた。
<END>