第14章 Intoxicated
からの翌朝…。
ただいまリビングで智くんに睨まれてます。
いや…睨んでもかわいいだけだけど…。
今朝、目覚めた智くんを
有無を言わさずバスルームに連行した。
昨日のうちにある程度は
綺麗にしておいたけど、
さすがにそのままってわけにはいかないから。
恥ずかしがる智くんにシャワーをかけ、
泡だらけにして綺麗にする。
羞恥から赤くなってた智くんの顔が…
別の理由で真っ赤になった後…。
抱き上げて部屋に戻った。
さすがにまずかったかな…。
完全に不貞腐れてる…。
「ごめん、悪かったよ、
寝起きの智くんが可愛いすぎたから…」
「翔くん、嫌い」
「ごめんって。
お願いだから嫌いなんて言わないでよ。
たとえ冗談でも凹むから…」
「だって…」
「うん、反省してます」
「…」
「お願いだから機嫌直してよ…ね?」
「んー、どうしようかな?」
ヤバい…マジで怒ってるかも。
ってか昨日の理由も聞いてないし…
どうしよう?
「じゃぁさ、今度、デートしよ?」
智くんが突然言い出す。
「デート?
嬉しいけど俺たちには
なかなかハードな…」
「うん、ハードでしょ?
でもしたい…」
「いいよ、考えとく」
俺的にも嬉しい申し出だしね?
「でさ、昨日のこと…
なんであんな飲み方したの?
らしくないでしょ?」
「言わなきゃダメ?」