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Side by Side  【気象系BL小説】

第42章 under the radar




大阪での侑李との舞台挨拶が終わって移動車で伊丹に向かう。

新幹線のほうが着いてからは楽だけどなにせ人が多いしそんな簡単に裏口を使わせて貰えるわけじゃないから…。

飛行機の方が融通が利く。

だから行きも帰りも飛行機で移動なわけ。


「大野さん、知念さん、
 お土産とか買う予定ありますか?
 
 さすがにお二人に空港内で自由に
 買い物していただくのはまずいので…」


今回同行してるのは侑李のところのマネージャー。

やたらに丁寧な口調に慣れない。
事務所の人間をなのにね。

当然、彼も侑李も僕達の事情は知らないからさてどうするか?

国内でのお土産は消えものに決めてる。

やっぱり大阪だし551は外せないよなぁ。


「じゃぁ、蓬莱の豚まんとシュウマイを適当に」


「え?適当って??」


明らかに戸惑ってる侑李のマネ。


「うーん。ね、侑李はどうするの?」


とりあえず侑李に振りつつ正しい答えを探す。


「僕も同じの!でねぇ…4人分でお願い」


「4人分ですか?」


侑李のマネがどうしてって顔で侑李を見てる。


「え?だって戻ったら山田たちと会うから。

 その時に山ちゃんに蒸してもらうの」


さも当たり前のように言ってる。

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