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Side by Side  【気象系BL小説】

第36章 とりっくおあ…




粗い息をする和の躰に用意しておいたものを垂らす。


「しょうちゃん?なに?これ…?」


「ん?ローション。
 ちょっと変わってるやつだけど…」


「なんかあまいニオイが…する」


和の身体から立ち上がるメープルシロップの香り。


「これね、舐めれるローションなの。

 ほら、舐めてみ?」


指で掬い取ったローションを和の口につける。

ちろっと舌を出して舐める和。


「ほんとだ…甘い…おかしみたい…」


「だろ?

 和…Trick or Treat?」


「え?えーっと…」


「お菓子くれなきゃイタズラするぞ?」


甘い甘い和の胸を舐め上げながら聞くと和はその身を震わせながら、吐息のような声で言う。


「おかし…あげる…からっ

 …イタズラっ、して…」


ごめん、もう我慢できないよ…。


「和…愛してるよ…」


そのまま和の躰にむしゃぶりついた。


「あっ、あん、しょうちゃっん

 すきっ、すきなのっ

 もっとっあいしてっ!

 いっぱいっあいして!」


ねだる和が可愛くて仕方ない。

和を蕩けさせたくて…身体中に舌を這わし、同時に指で蕾を綻ばせていく…。

体を桃色に染め、声を我慢することなく快感に身を沈めていく和は妖艶で…早く和の中に沈みたくなる。

甘い香りと甘い声を放つ和が俺の手を取る。


「しょうちゃん…あのローション…
 かして?」


小首をかしげて言う和にボトルを渡した。



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