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Side by Side  【気象系BL小説】

第8章 メッセージ


コトが済んだ後の彼は…いつもの彼。

優しくて癒し系で…。

さっきまでの雄の目が幻のようで…。

どっちも好きなんだけどね?


いつものふにゃっとした笑顔で

部屋に入ってきた彼。

手には二つのマグカップ。

グリーンのラインのカップにはカフェオレ。

ブルーのラインのカップにはきっと

ブラックコーヒーが入ってる。


「雅、そろそろ起きて」

「うん、もう起きるよ、おおちゃん」

「おおちゃんじゃないでしょ?」

さっきと同じ台詞の彼。


「さと…おはよう」

「ふふ、顔が真っ赤だよ」

言いながらマグカップを渡す彼。

俺のちょっとしたいたずらから始まった

甘い甘い朝。

「もぅ!からかわないでよ!」

ふくれる頬を綺麗な指が撫でる。

「そう、膨れないの。

 支度しないと間に合わないよ?」

そう言って微笑む彼に今日も癒される。

「うん、支度するね」

そう言って彼の腕を軽く引き

おかえしのようにキスをする。

ちょっと苦いキス。

「さとも早く支度しないと遅れるよ」

顔を赤くした彼に言う。

ちょっとしたおかえし。

相葉雅紀、今日もお仕事頑張ります!
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