• テキストサイズ

Side by Side  【気象系BL小説】

第31章 This Night


結局何回やったかわかんないほど熱を吐き出した。

シーツもぐちゃぐちゃになるほど絡み合って…。

脱力しきった和を抱きしめた。


「和?お風呂…入ろ?」


夕飯もすっ飛ばして求めてしまったことを反省しつつとにかく和を休ませたくて…。


「んんっ…ぃい…ねる…」


「だめだって…明日…仕事…」


ホントは俺もこのまま寝ちゃいたかったけどそれで困るのは和だから…。

和の躰を抱き上げ、風呂場で躰を清めて…客間に和を寝かせる。

自分の寝室の片付けを簡単にしてそのまま俺も客間の和の隣に潜り込んだ。

和の寝息になんだか癒されてそのまま俺も眠りについた。



翌朝…和の声に起こされた。


「潤くん、起きて!
 あと20分でマネ、くるって」


その一言で飛び起きた。

慌てて支度をする俺に和が少し恥ずかしそうに言う。


「潤くん…あの…昨日の…」


「和、可愛かったよ?
 あんなに求めてくれるなんて…
 智さんに感謝だね?」


「え?どういうこと?」


和の周りの空気の温度が下がる。

しまった…。

俺は自分の身の安全の為に洗いざらい話した。

あのチョコレートのことを…。

和の顔が冷たく嗤った。

智さん…ごめん。
でも自業自得ってことで…。

空港のラウンジで合流したときの和と智さんは見物だった。

このあと…智さんと和がどうなったかは…俺の口からは遠慮しておこうと思う。

俺も命が惜しいからね?

でも…あのチョコレート…入手先を智さんに確認しようと思う。

だって?あんなに可愛くなるんだよ?
常備しててもいいくらいだよ…。

そんなことを思った昨日のニノの誕生日。
おめでとう…しばらくの間は年上な顔してても許してやるよ。

<END>



/ 422ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp