第27章 櫻井翔氏の(盛大な)ひとりごと
で、食べるわけね?
フリーダムだなぁ、この番組。
まぁ、なんかいい感じに着地するかな?うん。
最後は番宣ね?
頑張れ、頑張れ!
おっ、言い切った!
お疲れ様、智くん。
さて、俺も準備するかな。
ってか誰かみてたかな?これ。
♪♪♪
スマホが震えながら着信を告げる。
緑のアイコンにニノからだ。
『帰ってきたらお仕置き確定!』
ってことはまだ帰ってないのね。
さて、智くんに教えるべきか?
そんなことを考えてるうちにスタッフさんから声が掛かる。
頭、切り替えなくちゃ。
このあと、俺は物凄い後悔した。
智くんに言って二人で逃げるべきだった。
放送された水泳の試合観戦のVTR。
あれが引き金になった。
結果、俺と智くんはコキュートスに落とされた。
可愛い悪魔のようなうちの、末っ子たちの手によって…。
《END》