第24章 Fever
「なに意地張ってるの?
雅紀辛いでしょ?
そんなにはぁはぁ言ってるのに」
堪らず智が声をかける。
「潤がヤなら、僕にする?
一緒にいってあげるよ?」
「んんっ、へいきっ。
だいじょうぶだからっ
ほっといてっ」
顔を赤くしたまま言う雅紀。
「ほっとける訳ないでしょ?
こんなに熱いのに…。
もう限界でしょ?
どうしても、いきたくないの?」
「んっ、んっ」
こくこくと頷く雅紀。
智が俺の顔を見る。
なにかを決意したような眼差し。
智さんから指示が出る。
「潤、雅紀のこと後ろからだっこして?」
「こう?」
意地の張りすぎで身体に力が入らない雅紀。
指示通り後ろから抱きすくめる。
雅紀の上半身を自分の胸に凭れさせた。
力の抜けてる雅紀の下半身から
素早くスエットと下着を剥ぎ取る智さん。
鮮やかやテクニックを見せつけつつ
次の指示を出してくる。