第23章 UP to you…
「じゃ、智くん行こ?
アイスよりもいいもの、しゃぶろうね?」
「あんた、なに軽くとんでもないこと
言ってんの?
ほら智、行こうね?たっぷり楽しもうね?」
「ん?翔くんと和だけ?雅紀と潤は?」
絶対、状況を把握してないよね?
「二人とは…貴方の体力次第で明日かな?」
「ちっ、二人とも壊すなよ」
潤が呪詛するように言う。
「あーぁ、じゃ、潤は俺と行こう?
あっ翔ちゃん会計よろしくね?
大ちゃん、誕生日おめでとう。
たっぷり可愛がってもらいなね?」
雅紀がさらっと爆弾を落としていく…。
「智さん、35歳のバースデーおめでとう!
これからもずーっと一緒にいようね?
今日は我慢するけど。
二人ともくれぐれも…やりすぎんなよ?」
潤が俺たちに睨みを利かす。
うわ、恐っ。
「二人ともどうすんの?」
帰ろうとする二人に声をかける。
「え?俺のところか雅紀のマンション。
あんたらやりまくってる家で
寝れるわけないじゃん」
ごもっとも…。
「じゃ、智くん帰ろうか?」
「ん、帰る」
「じゃ、めくるめく夜を過ごしますかね?智」
顔を赤くする智くん。