第22章 流水の紋様 ~揺蕩う(たゆたう)~
「んっ、ふっ、しょうっ、ダメっ、
そんなっ、したらっ、ああっ」
身体を揺さぶられ、甘い刺激が与えられ
もう、訳がわかんない。
「さとしっ、前っ、みてごらん?」
翔くんの声が聞こえた。
その声に操られるように顔をあげると
姿見に映る僕と翔くんの姿。
二人とも乱れてるとはいえ着物を着たまま、
まぐわう姿が映ってる。
着衣のまま、乱される淫靡さに
視覚から犯される。
「よく見て…スゴいエロい顔してるよ?智?」
「いじわるつ、しょうくっ、の、バカっ」
「ばかって、感じてんだろ?
鏡見た瞬間、凄い締まったよ?」
余裕で笑う翔くん。
感じない訳ないじゃん…
だって翔くんの顔…凄く色っぽい。
「あんっ、しょっ、ちゃっ、やぁっ、
奥っ、奥っ、ダメっ、出ちゃう」
「いいよっ、イって…」
「やっぁ、いっしょ、
いっしょがっ、いいっ」
「ほんと、智くんはかわいいよ。
ごめっ、俺も限界」
言うやいなや、体勢を変えて姿見の前で
座位で抱かれる。
そのまま翔くんがイくのに合わせて
翔くんの手に導かれる。
姿見に落ちる白濁…。
翔くんの腕に抱かれながら
僕は意識を手放した。
<つづく?>