• テキストサイズ

Side by Side  【気象系BL小説】

第18章 上海夜曲 〜ネコとくま〜


どうしよう…メール送ろうかな…。

丁度放送が終わった頃だよね?

スマホを持ったまましばらく考える。

気がついたら寝てたみたいで…。

アラームで起こされた。

朝食のときに、

チーフから航空券を渡された。


部屋で荷物を纏めて…

パスポートの表紙と共に

航空券の写真を撮って、

翔くんに送った。


「Empty 智」たった一言。


わかってくれるかな?

部屋を出て、用意された車で

空港に向かう。

スマホの電源は切った。

翔くんからのメールを待つような

真似をしたくなかったから。

翔くん、もうすぐ帰るよ。

またすぐ上海に行かなくちゃいけないけど…

今日はいっぱい充電させてね。

上海の夜を一人で越えられるように…。

薄く煙る空を見上げ僕は空港に入って行った。

<END>
/ 422ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp