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Side by Side  【気象系BL小説】

第18章 上海夜曲 〜ネコとくま〜


JAL877便は定刻通り成田を離陸し、

現地時間17時05分、

予定通り上海浦東国際空港に着陸した。

翔くんとマンションの駐車場で別れて、

マネージャーの車で成田空港に到着した僕は

一人で搭乗手続きと通関をした。

通関を終え、ラウンジの片隅で

搭乗時間までぼーっと外を見ていた。

航空会社の係員がやってきて

誘導してくれるままに機内に入った。


今回、上海まではマネージャーは同行しない。

昨日、僕たちを家に送ったチーフマネが

そのまま羽田から上海に既に飛んでいて

現地で合流することになっている。


ビジネスクラスのシートに身を預けて

離陸を待つ。

あらかじめ、客室乗務員さんには

言っておいた。

全てのサービスを断って、

着陸前になったら起こしてほしいと。


当然、ビジネスクラスに配置されている

客室乗務員さんはにこやかに笑って

僕の申し出を受けてくれた。

離陸し、ベルトサインが消えた時点で

シートを倒し、

アイマスクにマスクという姿で寝に入る。


昨夜の疲れもあってあっという間に

眠りに落ちた。


念のためにセットしておいた

腕時計のアラームで

客室乗務員さんに起こされる前に起きた僕。

ミネラルウォーターを貰って目を覚ます。

着陸した飛行機の機内から

優先的に出され、

現地の空港係員さんの誘導のもと

通関をすませ空港に迎えにきていた

チーフマネと合流した。
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